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「んー。どの辺から話そうか?希望ある?」
私は、何を話せばいいのかまったくと言っていいほどわからないため、天ちゃんに聞いた。
「はい!佐弥夏さんとお母さんが出会ってからがいいです!!」
元気よく答えてくれた天ちゃん。
リクエストに答えなきゃ、ダメだよね……?私が希望あるか聞いたんだし。
「うわー、結構昔だね。麻恵と出会ったのはそうだね、小学校の1年生だったなぁ」
「え、佐弥夏さんとお母さんって小学生からの付き合いだったんですか?!」
私の言ったことに、天ちゃんは目を見開いて驚いていた。
知らなかったんだ。麻恵のやつ、恥ずかしくて何も言ってないんだ。
「そうだよ。クラスは違ったんだけどね?部活で一緒になって。……最初出会った頃は、毎日喧嘩ばっかりしてたっけなぁ」
「け、喧嘩ぁ!!??」
また天ちゃんは目を見開いて驚いていた。
驚くことがいっぱいだね、今日は。
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