No. or only …

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紫 急かされるように楽屋から追い出され自動販売機まで歩く。 …最近コーヒーちゃんと飲めるようなったって自慢しとったからなぁ… 横山のお気に入りのメーカーのコーヒーと自分にポカリを購入し村上は先程とは違って軽い足取りで戻ろうとした。そこで後ろから声を掛けられ振り向く。 「村上くーん、おはよー!」 「おぉ!たつ、おはよう」 ふんわりと大倉が笑いかけて来るのでつられて笑顔で返す。 「村上くん、今来たところ?……や、ないか…」 「…え?あ、うん。コレ買いに出てん…」 隣に並び村上の手元を見てからテンションを少し落として苦笑いをする大倉。 それに気付かず村上は購入した物を振りながら見せて見上げた。
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