No. or only …

13/14
前へ
/16ページ
次へ
ゲーム機から手を離して仰向けに大の字になり全てを放棄したポーズをとる。 「きみくん…臍、見えてるで」 とりあえず事実を告げソファに座り直すと同じくしてドアが開けられた。 「あ…」 「おはよう!亮ちゃん、横山くん」 大倉に続き村上が入って来た。大倉が居るとなるとまた状況は変わってくる。 3人だけだったら村上くんもちゃんと話してくれるだろうけれど…。 そうこう考えている内に村上は寝転ぶ横山の側へ。 「はい」 「…ん」 コーヒーを渡すただそれだけの仕草なのに二人の関係を確信した今、改めて見ると何故かドキドキしてしまう。錦戸はにこやかに二人を見守り安堵の溜め息を吐いた。 (聞くだけ野暮やわ…)
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

105人が本棚に入れています
本棚に追加