No. or only …

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「…せやから!……」 「…………!知らん……」 ふわふわとした頭に響く聞き覚えのある話し声。 (ひなくんと侯くん…?) 声を出して起き上がりたいのに動けず暫く二人の会話に耳を傾けていると会話が止まり物音がした。 そこにはソファに押し倒された村上とのしかかる横山の姿があった。 (おぉ!?) まさかこんな場所で…とドキドキしながら、もはや見学者のように二人が見えるイイ位置に匍伏前進で身体を移動させる。 「…ちょ、よこっ…」 ぐいぐい顔を近付ける横山の肩を叩きながら顔を背け僅かに抵抗をする村上。
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