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（ば、バレてるやん…）
「せやな、続きは帰ってから…な？」
横山は素早く錦戸にウィンクを投げ掛けてから村上に軽く口付けて腕を引き起き上がらせた。
「なっ…！勝手に決めんなや」
「…俺より優先させなアカン用事有るんか？」
錦戸に背を向ける形でソファに二人並んで座り話し出した。横山の腕は恥ずかしげに村上の肩を抱き耳元すれすれに唇を寄せた。
村上はその低音とすれすれのくすぐったさに身体を小さく震わせた。
「…よこ、ほんまこーゆう時だけ狡いねん…」
村上はいつに無い横山の甘さに悔しくなりながらも頷いた。それに気付き横山は寄せていた耳裏にちゅっと素早く吸い付いた。
村上は驚いて耳に手を宛て横山を睨むも、横山は平気な顔で微笑み掛ける。
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