アップルティー

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アップルティー

この町に暮らす1000くらいの人に 僕はあいさつすら やりきってないのさ 電車 バス 風呂屋 となり座る人 用事なんて無いから話しかけないのさ まるで 夕日が沈んだら寝て 朝日が昇ったら動き出すオモチャのよう アップルティーを飲んだ いい匂いがした 爽やかな気持ちになった それを伝えるべき人なんていないのさ 3つ数えても 100万数えても 変わって欲しい事に限って変わらない 星に願いをかけ飽きたなら ひとりベッドで思い出す 子供の頃 意味など要らなかった 楽しかった事ほど 思うままに あるがままに 何も気にかける事もなく笑ってた アップルティーを飲んだ いい匂いがした 爽やかな気持ちになった それで充分じゃないか 聞いてくれ僕の声を 意味のないこの歌を 伝えるべき事なんて 何も無くてもいいだろう
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