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タンポポ
せまい道端に横たえた 名もなき草が
ぼくの足を止め 悲しげに話しかけてくる
君にわかるかい？動けない退屈な日々
空を駆け巡る タンポポの綿毛になりたい
知っているよ ぼくと同じなんだ
中途半端な窮屈 嫌なんだ
夢に費やす時間が欲しいんだ
何言われてもいい ちょっとだけなら
フラフラして
フラフラして
フラフラしてもいいじゃないか
フラフラして
フラフラして
フラフラしてもいいじゃないか
行き交う人達 泳いでる
排気ガスの海
世界の動向なんて 知らないよ
俺バカだから
ありきたりな常識じゃつまんない
ぼくに合うような教科書見つかんない
他人行儀じゃ結局分かんない
自分の気持ち 知っているから
フラフラして
フラフラして
フラフラしてもいいじゃないか
フラフラして
フラフラして
フラフラしてもいいじゃないか
風に乗って気まぐれなタンポポ
気に食わないなら ごめんあそばせ
人に言われてやる事なす事
ご覧の通り 三日坊主だ
右左と上から下
ぼくの動きは止められない
もはやこれは無重力だ
何年経っても変わらないよ
フラフラして
フラフラして
フラフラしてもいいじゃないか
フラフラして
フラフラして
フラフラしてもいいじゃないか
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