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ある日―――……黄の王ザツは、親友である青の王子と、想い人の緑の娘が恋仲だと知りました。
親友の青の王子が、自分の好きな人と恋仲になっていたことへの怒り、そして嫉妬に狂ってしまった黄の王……
召使の弟、遊兎を呼び出し、静かな声で言い 放った。
『……遊兎……。
青の王子を、殺してこい………!』
「…………えっ?
陛下……今…なんと……?」
『「殺してこい」と言った。』
「しかし………そんなこと……!!」
『……いいか……これは命令だ……!
逆らえば、弟のお前でも容赦しない……』
「...かしこまりました...」
「(こんなこと...したくない。僕は青の王子が...)」
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王は自らの弟に、青の王子の暗殺を命じた―――…
そして………このことは黄の国と、周囲の国を巻き込み、大きく揺るがすことになる……
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