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夏が終わる気がしたら
文庫本持って外に出よう
明滅を繰り返す
太陽の熱をいっぱいに浴びて
自転車を走らせながら
部活帰りの君を探す
辿り着いた海岸の砂は
まだ熱すぎて裸足では歩けない
いつかの想い出を踏みしめながら
風を待っている私は今日も1人で…
もうすぐ太陽が遠ざかる
1人が淋しい季節になる
もうすぐ南風がいなくなる
熱の恋しい季節がくる
Hello and goodbye. Please come summer again...
夏が終わってみたら
景色が少し変わっていた
涼やかに吹く風が
君とその隣の人の髪を揺らす
そちらを見れなくて開いた
文庫本のページは全然進まず
辿り着いた決断は辛すぎて
錯覚じゃないその感情は終いには溢れ出す
いつかの想い出を抱きしめながら
君を待っている私は今日も1人で…
もうすぐ太陽が遠ざかる
君に触れたい季節になる
もうすぐ南風がいなくなる
君の恋しい季節がくる
Hello and goodbye. Please come summer again...
君への想いにサヨナラした日
強い強い北風が吹いた
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