27人が本棚に入れています
本棚に追加
/168ページ
「お前、酒飲み過ぎな」
と、カズがツッコミを入れるのも無理もない。
ヒロの回りには空の缶が4つも転がっていた。
見るとヒロは完全に酔っていて顔が真っ赤だった。
「どうしても、行くアテないならウチの工場で働けよ。」
ジョーはヒロを気遣ってそう言ったが全く聞いていない。
「聞いてねぇのかよ。まぁ、ウチのネジ巻くだけの下っ端工場じゃあたいした給料払えねぇけどな。」
と、ジョーが呟いた。
最初のコメントを投稿しよう!