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暑い。暑すぎる。
さっきから、汗が止まらない。
「どこだよ。ここ!」
法廷の床が抜けて落ちてから暗闇の中、トロッコのような物に乗せられ、そのトロッコはこんな暑い所で止まった。
トロッコが止まった場所は、暑いだけでなく、尖った岩が天を突き抜けている、針山のふもとである。
山の周りには赤い大きな池があった。
血の池だ。
そして、ここは、いや、この世界は空が赤い。
空気も薄黒い。
そして、暑い。
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