難波伝説

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「にーちゃん。自力で払えんなら体で払ってもらうで。まだそこそこ若いから、臓器とか指はええ値段で売れるんや。」 「そ、そんなんじゃ死んでしまうじゃないですか」 「当たり前や。借りた金は返す。それが出来へんなら死んでもらうしかないわ」 「兄貴、それかあれでいきませんか?やつはそういう死に方が嫌らしいですから」 取り立てに行くとき毎回タカシはこれを言う。
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