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昼時のオフィス街は、嫌になるくらい混んでて…
私と栞は仕方なくマク●ナル●でハンバーガーを買った。
座る場所も無いため、外の噴水がある公園で…。
「で、何で松本部長と話したの?」
そして栞は、キラキラした目で公園に着くまで同じ質問を繰り返していた。
「…それは」
私は今日あった出来事を事細かに説明。
後ろから密着されて資料を取ってくれた事も…。
さすがにこれは恥ずかしかった…
「マジでっ!?やばっ、彩子あんたそれ超羨ましい~。」
終始静かに聞いてくれていた栞だが、松本部長と密着した事やオフィスで再び声をかけられた事などを話したら、栞のテンションは最高潮になった。
「もう~、彩子ばっかズルい」
「いやいや…」
ズルいって、あんたこそさっき松本部長と話してたじゃん。
そう言いかけて止めた。
だって、何か私が僻んでるみたいに聞こえたら嫌だし…
「でも…フフッ。面白い事になってきたじゃん?」
「…え?」
先ほどから、いつも以上にご機嫌な栞が気になっていたんだけど…
何が?
不敵な笑みを浮かべている栞に私は目を丸くした。
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