One

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▼ もしかしたら雅くんって‥ 携帯を開いて探した 「功黄くん?」 「あった‥」 "相田雅"彼、昔言ってた 『閏が大好き』って その"閏"から取ったのに‥ まさかこの人が‥ 「相田さんのこと‥ですか?」 「え‥っ?」 閏くんの目が一層大きく開いた 動揺してるのか、目が泳いでいた 「あいだ‥みやび」 絶対彼が関与してる 本当に本当なら、閏くんは‥ 「あ‥、ぁ‥っ」 「落ち着いて!ね?」 ぎゅっと抱きしめたけど 小刻みに震えた彼の身体はしばらく止まらなかった 「ぼ、僕‥」 「うん、大丈夫だから!」 青ざめた顔だった 僕が守るから‥ご主人様でしょ? .
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