One

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「‥だ、れ?」 「やっと声出した‥」 まだ目がぼやぼやして よく見えないけど さっきの人かな‥ 「熱あるんですよ」 「ね、つ?」 「‥大丈夫ですか? あと名前、教えてもらっていいですか?」 「‥なまえ、?」 僕の名前は何? ‥あるのかな いつあったのかわからない 「僕は二ノ瀬功黄、貴方は?」 「僕‥わかんな‥い」 「もう泣かないの、ね?」 「ぅうっ‥」 「僕がつけてあげますから んー‥閏、なんてどうですか?」 「じゅ、ん?」 僕の名前 僕の名前はじゅん ふふっ、嬉しいな 「閏くん、僕のペットになってくださいよ」 「‥うん」 僕はこの人のペット 功黄くんのペット 「ふふ、閏っ」 「‥功黄くんっ」 .
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