血と牙

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「くれぐれも安静にな。」 楓は寄り添って帰って行く犬夜叉とかごめに声をかけた。 小屋には楓と弥勒が残った。 「楓様、実際のところどうです、犬夜叉は。」 弥勒は尋ねた。 「相当悪いようだ。あのまま悪化すれば最悪の事態にもなりかねん。」 楓は沈痛な面持ちで言った。 「薬はありますか。」 「明日薬草をとってくるが、効くかどうかはわからん。しかし、あの強靭な体に病とは。」
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