血と牙

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血を吐くと、些か体が楽になった。 犬夜叉は歩みを進めるとかごめの待つ小屋への帰路についた。 ガラッ 戸が開けられ犬夜叉が帰ってきた。 「おかえりなさい。ご飯出来てるよ。」 かごめは笑顔で犬夜叉を迎えた。 「ああ、あんまり食欲ねえから少しでいい。」 「えっ!?」 かごめは驚き犬夜叉の顔を覗き込んだ。 犬夜叉の顔色は心なしか悪く見えた。 「どうしたの?体調悪い?どこか怪我しちゃった?」
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