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かごめは犬夜叉の全身を見渡したが目立った傷はないようだった。
「なんとなくな。一晩寝りゃあ戻るさ。」
犬夜叉はそう言うと腰を下ろした。
「そう…」
かごめは犬夜叉を気に掛けながらも食事を並べ始めた。
次の日の朝。
「うっ…」
犬夜叉は寝床から起き上がると思わず手で口を押さえた。
「犬夜叉?」
かごめは犬夜叉の異変に気付いた。
(ちっ……良くなってねえ…)
犬夜叉は立ち上がった。
「顔洗ってくらあ。」
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