血と牙

4/54
前へ
/60ページ
次へ
かごめは犬夜叉の全身を見渡したが目立った傷はないようだった。 「なんとなくな。一晩寝りゃあ戻るさ。」 犬夜叉はそう言うと腰を下ろした。 「そう…」 かごめは犬夜叉を気に掛けながらも食事を並べ始めた。 次の日の朝。 「うっ…」 犬夜叉は寝床から起き上がると思わず手で口を押さえた。 「犬夜叉?」 かごめは犬夜叉の異変に気付いた。 (ちっ……良くなってねえ…) 犬夜叉は立ち上がった。 「顔洗ってくらあ。」
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

80人が本棚に入れています
本棚に追加