血と牙

5/54
79人が本棚に入れています
本棚に追加
/60ページ
そう言うと犬夜叉は小屋を後にした。 「……」 かごめは不安な顔で犬夜叉の去った先を見つめた。 ゴホッ、ゴホッ…! 犬夜叉は川に向かって強く咳をした。 バシャッという音と共に水面が赤く染まった。 ハァ…ハァ… 犬夜叉は肩で大きく息をした。 (くっ……昨日より悪くなってやがる…)
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!