血と牙

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「なんだよ、あの村の奴ら。倒したのは俺なのにお前にだけ礼を言いやがって。」 犬夜叉は不満そうにむくれた。 「お前をなんと呼んで良いのか分かりかねたのだろう。そう悪く思うな。」 弥勒は小さく笑った。 「けっ。」 二人は山道を歩いた。 「…!」 犬夜叉は口を押さえ突然立ち止まった。
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