血と牙

9/54
前へ
/60ページ
次へ
犬夜叉の顔は青白く額には脂汗が滲み、とても尋常な様子ではなかった。 「どうしたんだ犬夜叉っ!?」 弥勒は慌てた。 「だ…大丈夫だ。血を吐くと楽になる。じきにまた…歩ける…」 犬夜叉は息も絶え絶えな様子で答えた。 「お前、それは病だな。一体いつから…」 「さあ、な…血を吐き始めたのは昨日だ。なんとなく胸は苦しかったんだが…」
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

80人が本棚に入れています
本棚に追加