第二章

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「お、おい。 大丈夫かよ!?」 コイツは… 『原田左之助です。』 死損ね左之助…か。 確か…武士との喧嘩で切腹をした… 「あぁ… 大丈夫ですよ。」 そう言って手を見ると グッサリとクナイが手のひらに刺さっていた。 それも当然。 あの時素早く気づいた蒼空は手のひらでソレを受け止めたのだから。 「手当てしなきゃ!!」 そして横から顔を覗かせる可愛い子犬みたいな子の手には包帯やらが… 『藤堂平助ですね』 うん、何となく分かったよ。 てか、本当に可愛かったんだねぇ。 『ふふっ まぁ本人はコンプレックスみたいですから…きおつけて下さいね??』 うん、りょーかいっ ・
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