第二十三章

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その後、他の隊士なども 最後の挨拶を惜しむように やってきたりした… ――――――――― ――――――――――――… その頃、蒼空は… 「明里さん、しっかり 捕まっててね!!」 「…えぇ…」 蒼空は島原の遊女、明里を 背中におぶり急いで 走っていた。 体力はもう無いに等しい。 …それプラス 明里は遊女、蒼空も身につけた事のある煌びやかな服に頭につける飾り…そのせいか余計に 腕などの力を使い体力は削られていく。 既に肩で息をしている蒼空。 だが、山南の最期に明里と 山南を会わせないのは きっと一緒悔いになる。 そう蒼空は胸の内に決め 先程よりも早く足を進めた。 山南さん…待っててね。 ・
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