第二十三章

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「どこいったんや… 蒼空は…」 「……蒼空…」 任務から戻ってきた山崎と佑は山南切腹の件に驚きと悲しみ、不安が襲った。 そして、自らを悔やみ恨んだ そんな2人に山南は 「2人は悔やむ必要などありませんよ」と微笑んでいた。 死ぬことが怖くないのか… 悲しくないのか…不安じゃないのか… そう問いかけると彼は また微笑みながら言った。 「怖くも、悲しくもありませんよ。 …ですが、不安はあります… アナタ達は素直になれない者達ばかりなので… そして恋愛感情をワザと気づかない振りをしていますよね… …蒼空さんを一度、傷つけてしまった… なのに、今さら “好き”何て…とでも 思っているのでしょう?」 「「っ!?」」 山南の言葉に幹部の殆どが 目を見開いた。 …それは図星を示すかのように。 ・
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