第一章

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いや、てかまてよ。 「こ、れ…本物?」 そうして向けられている刀に手を伸ばして先を触ってみた。 プクッ「……っ…」 軽い痛みに顔をしかめると同時に血の気が引けるのが分かった。 「なッ!?」 「何やってんだ、お前!?」 「ぁ…ぃや…」 何で…この時代は… “銃砲刀剣類所持等取締法” …があるはずだよ?? 何でこの人…手に刀…を。 刀…刀…刃物…イヤイヤイヤイヤイヤ 「イ…イヤァァァ!!」 止めて…“あの日”の事は もう忘れなきゃ…ッ 止めてよッ!! 頭を抱えながらうずくまる 蒼空に対して 刀を手に向けている男と副長と言われた男…それに周りにいる男達は状況が読めないで あわてている。 ・
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