出会い

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「うわっ!」 ピピピピッ ピピピピッ ケータイのアラームが鳴って、真白はベッドから飛び起きた。 慌てて左右を見る。 どうやら夢から覚めたらしい。 それにしても花京は自分を見て「歌わないの?」と言ったのだろうか? しばらく考えていたが、偶然だろうと考え直して、真白はベッドの上で伸びをした。 芹生真白は高校一年生、四国にある田舎の螢町のマンションで一人暮らしている。 両親は東京で共に出版社に勤務しているのだが、訳あって、真白のみが父の出身地である螢町に住んでいる。
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