青春の窓口

高校生活

４月。小学校も中学校も高校も大学も入学式を迎える季節。

私、森下 陽(もりしたひなた)は高校生になった。

本が好きという理由で、大きな図書館のある1番家から近い高校を選んだ。

入学式ってこれからへの不安と喜びがまざる、不思議な気持ちになる行事だ。

「ひなた、体育館あっちだって。行くぞ。」

そういったのは一緒に登校してきた幼なじみの遠藤智哉(えんどうともや)。