雪に響く銃声の問題

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「え、そうなの?」  その言葉が意外だったのか、春香は隣に座る夫に顔を向け尋ねる。 「ああ。そうらしい。実際に試した事は無いが、そういう話は聞いたことがあるよ」  祐弥の返事に春香は、へえ、と感心したような声を出した。 「ペットボトルなら、自動販売機の横にあるゴミ箱にでも捨ててしまえば、回収されて見つけることもできなくなるしね」  祐輔はそんな言葉を付け足す。
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