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僕はいいかげん会長がうざいなぁと思ったのでわざわざ僕から会長に話しかけることにした。
「バかいッ「紅茶いれてくれないか…」
え…?
「かいっ……ちょう?」
信じられなくて疑問形になってしまう。
「だ、だからいれてくれないかって聞いてるんだが…」
少し頬を染める会長が可愛く見えた僕はおかしいんだろうか…。
「いいですよ。よく言えましたね」
なんとなく恥ずかしくてさっさと生徒会室にあるキッチンに行く。
「あ、遅かったな。お、これは?」
「……べつに作ったわけじゃないですよ!
たまたまあっただけです!」
――紅茶だけのはずだったのに、会長の好きなチョコレートケーキをわざわざつくってあげたのは僕だけの内緒。
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