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そして、僕は本当に本当に最後のお願いを言う。
「ぁ……る…ぃ」
一生懸命伝えようとがんばるが声がなかなかでない
「え…なに、ナギっ」
あせっている遊の声を聞きながらもう一度心をこめて伝える。
「ゆ……ぅ、あ…ぃ…し、てるっ…て、…いっ…て」
「!!…愛してる、世界中の誰よりもお前を、ナギを愛してるッ…」
その言葉を聞いて僕はめいいっぱいほほ笑んだ。
そして
僕は幸せの絶頂の中で
――逝った。
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