第三十一章

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「別に俺、変だし……。あぁ~あ、そんなに俺を変人扱いするなら別にいいけどさぁ。折角、格安でマンション貸してやってんのに…。まぁ、いつでも退去してもらってもいいだけどさぁ~」 ワザと俺は、満面の笑みを零しながらそう言うと、みんなは焦った様な表情を浮かべていた。 「何言ってるの?翔君」 「そうそう、変なのは…、俺達だっけ?」 「あぁ~、腹減ったなぁ~。何か食ってから、帰るか?」 「それ、賛成っ!!」 「……ご飯、用意……してる……」 そんなみんなを見て、俺はプッと我慢していた笑いを拭き出した。 その瞬間、みんなも笑い出していた。 空は、いつも傍に居る。 そして、俺も俺の道を歩いている。 .
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