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いのーえは一日の大半を僕ん家のベッドの上で過ごしている。というのも僕がいのーえを痛め付けて縛り付けて動きを封じてるから。逃げ出そうにも足枷が邪魔をして逃げ出せへん状態やし。多分いのーえは諦めてる。逃げ出すことを。僕はいのーえの歪んだ表情がすきや。あのなんとも言えない顔。たまらん。それを伝えると、うっすらと笑みを浮かべ、へんたい。なんて呟いた。その後呟いておった言葉は小さすぎて僕の耳には届かなかった。
いのーえ。いのーえ。僕のいのーえ。愛おしいいのーえ。手放さない。何があっても。絶対に。狂ってしまった僕。ごめんないのーえ。ほんとはいたぶるつもりはないんです。ほんとはただただ愛したいんです。
すきやすきやすきや。
「いしだ」
なん?可愛くて愛おしい僕のいのーえ。
「こっち…来て?」
僕の顔色をうかがいつつ言ういのーえ。ああ、いつからあんな顔をするようになったのだろうか。(僕のせいってことはたしかやけど)
珍しく抱きしめたら、耳元で。いのーえは。
「俺をころして。そんでいしだもしんで?」
そんなん言うてええのん?僕ほんとにころしちゃいますよ。ええの?ほんまに、ええの?
いしだにやったら、ええ。
聞こえた返事に思わず顔が綻んだ。
せやったらいっしょに
しんのぞうを貫きましょう
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