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なんなのだ、この娘は?!
いくら上からの頼みとはいえ、こんな娘を雇うのは間違えなのではないだろうか?
確かに人手は足りていない…
しかし、あいつでなくてもいいだろうが?!
土方は頭を抱え自室に戻る。
あれこれとしばらく考えを巡らせていたが、あいつは生意気だが今まで働いた事のないと言っていた。
きっと甘やかされて育った、生意気なお嬢様なのだ。
数日働いたら、すぐに根を上げて泣きながら自分の国へ帰るだろう…
そう思い、彼女を自由にさせてやる事にした。
しかし…
土方のこの考えはのちのち覆される事となる。
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