触れて、崩れて。

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「西君っ!」 私は、この人に近付きたくて……… 毎朝のようにこうして挨拶しに行くの。 でも彼は、いつも無視。無視。無視。無視、 最終的に私が諦めるきっかけを作るのは彼の鋭い眼差し。 ¨ウザいんだよ¨そう睨み付けられて、私の心は押し潰されるの。 「君、俺に毎朝毎朝挨拶してくんのやめてもらえないかな…。」 時々言葉を交わすことはある。 その時々だって私には嬉しいのよ? あなたはただ文句を並べて私に嫌いにならせようとしていたとしても…。 『恋する女』はね、好きな人にちょっとでも近付ければ、もう嬉しいし、心が満たされるの。 だから嫌がられても毎日四六時中あなたのこと考えるわ。 これからもね? +
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