第三話

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ケータイを開き、時計を見ると11時43分と表示されていた。 哉「…ん~…」 大きく背伸びをしてリビングに向かった。 ―――――――― ――――― リビングに入ると母さんがキッチンで昼ご飯の準備、父さんがソファーで寝ていた。 「あ、そういえば哉大。今日の練習は午後なの?」 哉「ううん、今日はオフ。」 すると母さんはすごく嬉しそうな顔をした。 「あら!今日お休みなの?よかったじゃない♪」 哉「うん。」 話ながら母さんは手を動かし、話が終わるのと同時に料理が完成した。 「哉大、祐希を起こして!」 哉「はいはい。」 父さんはソファーで爆睡。 哉「父さーん、昼ご飯だよー」 「…」 無反応。 父さんは寝ると中々起きないタイプだ。 するとタイミング良く、父さんの頭の上に蚊がとまった。 哉「…よし…w」 俺は玄関からスリッパを一足持って来て、その蚊に目掛けて思い切り腕を振りかざし腕を振り落とした。 パァァアン! .
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