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ケータイを開き、時計を見ると11時43分と表示されていた。
哉「…ん~…」
大きく背伸びをしてリビングに向かった。
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リビングに入ると母さんがキッチンで昼ご飯の準備、父さんがソファーで寝ていた。
「あ、そういえば哉大。今日の練習は午後なの?」
哉「ううん、今日はオフ。」
すると母さんはすごく嬉しそうな顔をした。
「あら!今日お休みなの?よかったじゃない♪」
哉「うん。」
話ながら母さんは手を動かし、話が終わるのと同時に料理が完成した。
「哉大、祐希を起こして!」
哉「はいはい。」
父さんはソファーで爆睡。
哉「父さーん、昼ご飯だよー」
「…」
無反応。
父さんは寝ると中々起きないタイプだ。
するとタイミング良く、父さんの頭の上に蚊がとまった。
哉「…よし…w」
俺は玄関からスリッパを一足持って来て、その蚊に目掛けて思い切り腕を振りかざし腕を振り落とした。
パァァアン!
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