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「……」 朝、起きて手を眺める ペタペタと髪、手、顔、首、順に触ってみる ふと手にふれた銀に輝く鏡を自分の前にもってくる そこに写るのは自分だ 少しだけ色素の薄くなった胸までの髪も 茶色の瞳も この白い首も 私だ。 「……え?」 私は私だ。 ただ違和感がある ここは、この空間は一体どこなんだろう いや自分がここにいるというのは自分の部屋なのか 自分はこんなシンプルな部屋に住んでいた? 家具は白、白、白 真っ白だ 「…あ、起きたの?今日も大丈夫?無理しないでね」 急にドアが開いたかと思えばふわふわのパーマがかかった女の人がチラリとこっちを見てきてそんなことを言われた …誰?
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