戯れ3

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「…刹君」 「……」 「おーい」 「……」 「はぁ(溜め息」 シカトだシカト。 とことんシカトしてやる。ざまぁw 「俺、やっぱ聖牙の事好きだわ」 「………は?」 耳を疑った。 声のトーンが低くなった、コイツ本気か? 「いや、お前…は?」 そして、少しだけ俺の心臓が早まった。チリリと痛むソレは心臓じゃな無くて心だと理解した。 まさかコイツもか? いや、コイツ俺が聖牙に好意を寄せていた事知っててこう言ってきやがったのか? だったらウザいすげぇウザい。 「簡単に言うと組敷きたい訳」 「……」 ヘラリと笑うヤツ。 コイツ本気だ。 「…a-hn。 テメェにはぜってー聖牙はやんねぇ」 「刹君にもね」 どうやら俺とコイツ…傀傘(クカサ)は双子みてぇだ。女の好みが一緒ときたしな… 〈薔薇には棘がある 鋭過ぎる危険な毒針 それは 魅力的な毒 触れたら最後…──〉
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