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教室に入り、クラスを見渡すと、部員を発見!
それは、野球部の中でもそこそこうまく、レギュラーの中塚 舜(ナカツカシュン)だった。
中塚は、足が早く、出塁率もなかなか高いので、一番センターをやっている。
そんな中塚は、将弥と仲良く、2人が居ると、クラスが二倍はうるさくなる。
『あぁ~あ、中塚も一緒だよ…こりゃ、今年は酷いな…』
そんな事を考えると、中塚がこっちに気付き近づいてきた。
「オッス!前田兄弟!」
「オッス!舜!」
「よっ…中塚」
俺は、中塚を中塚と呼ぶが、将弥は舜と呼ぶので、中塚が俺たちを見間違えた事はない。
「相変わらず、前田兄は俺の事、中塚って呼ぶよな。」
「そっちの方が見間違えないだろ?」
「まぁね。まぁ、舜でもいいけどな。ハッハハ。」
と笑いながら舜は、元の場所に戻った。
それについていくように将弥もそっちに行った。
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