magic1.弱肉強食恋心

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沈黙を破って下さったのは、イケメンさんの横に居た男のヒトでした。 「君、スゴいねぇー」 パチパチと手を叩きながら、私に近づいて来ます。 このヒトからも、カッコいいオーラが出てます。 ばりばりイケメンさん程ではないですが………。 「うん。君なら、入部してもいいと思うよー?ボクは」 サラリと言って下さって、私は 「ホントですか!?」 と、思わず目がキラキラしてしまいます。 「おい、ケイ!何言ってる!?」 私の上段回し蹴りに唖然としてたイケメンさん、突然気を取り戻して、反発し始めました。 「ケイ」と呼ばれた、私の入部賛成派のヒトは、 「いいじゃない、葉月(はづき)。たとえ不意打ちでも、ウチのNo.3をのしちゃったのには違いないしねー。女子の部でいいトコまでいけると思うよー」 ど、どーやら私に「チビ」と言ったヒトは、ここの実力者だったみたいです! どうしよう!! あわあわしてる私をよそに、話は進んでいきます。
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