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沈黙を破って下さったのは、イケメンさんの横に居た男のヒトでした。
「君、スゴいねぇー」
パチパチと手を叩きながら、私に近づいて来ます。
このヒトからも、カッコいいオーラが出てます。
ばりばりイケメンさん程ではないですが………。
「うん。君なら、入部してもいいと思うよー?ボクは」
サラリと言って下さって、私は
「ホントですか!?」
と、思わず目がキラキラしてしまいます。
「おい、ケイ!何言ってる!?」
私の上段回し蹴りに唖然としてたイケメンさん、突然気を取り戻して、反発し始めました。
「ケイ」と呼ばれた、私の入部賛成派のヒトは、
「いいじゃない、葉月(はづき)。たとえ不意打ちでも、ウチのNo.3をのしちゃったのには違いないしねー。女子の部でいいトコまでいけると思うよー」
ど、どーやら私に「チビ」と言ったヒトは、ここの実力者だったみたいです!
どうしよう!!
あわあわしてる私をよそに、話は進んでいきます。
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