序章

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本来浦島太郎になるべきだった青年は、 その浦島太郎を乗っ取った青年に話し掛けた 『君は誰?』 『僕はね…』 彼の言葉の語尾が聞き取れなかった。 もう1度聞き直そうとした時、 虐められていた男の子はその青年に 『僕とってもいい場所を知ってるんだ、 案内してあげるよ。』 と言った。 どうやら龍宮城の事らしい… しかし何で私はそれを知っているんだ? やはり私は浦島太郎ではないのか? 浦島太郎になるべきだった青年は考えていた…
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