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『星の見た夢』
生きていると言う事は“夢”を見る事。
死ぬ事とは“夢”を見れなくなること。
生きている事は夢の中で暮らすこと。
生きていない事の方が現実的なのかもしれない。
宇宙を構成する塵やガスが集まり星は生まれる。
星が見た夢の形が命になる。
命はやがて死ぬ事で無限へと帰っていく。
生あるモノと無いモノの違いは何のか。
元は同じ小さな原子の集まりでしかないのに。
私はいつも疑問に思う。
人は、命はなぜ生まれたのか。
生きる事の本当の意味はどこにあるのか。
そんな時一つの答えを見つける。
“人は星の記憶を繋ぐ者”。
見聞きした事を星の代わりに記憶する存在。
命を繋いで星の記憶を後世に伝える役割がある。
食物連鎖の枠から外れた人はそうして生きる意味を遂行する。
そして、私もそんな一人なのだ…。
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