一章

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まあ、とりあえず何故この様な状況になったのかを振り返ってみよう。 遡ること2時間前 俺は悪友とクラスでダベっていた。 悪友の名前は林道 遥(りんどう はるか)小学校の頃からの付き合いなのだか、コイツは爽やかな名前からは想像もつかないほどエロい とにかくエロい ハンパなくエロい 男子高校生の性の権化みたいなやつだ。 (…俺も同じだが) 話題は例年より寒く遅れてしまったプール開きについてだった。 「なぁ夏よ、お前更衣室の噂を聞いたか?」 「ん?いや知らねーぞ。なんだそりゃ?」 「いやな男子更衣室の奥によ、ボイラー室の扉があるよな」 「ああ、あるな。いつも鍵がかかっている」 「そのボイラー室なんだけどな、こないだ女子の会話を聞いてたら女子更衣室にもあるらしいんだわ」
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