さしこの告白

5/6
301人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ
「…じゃあさ、指原は好きな人とかいるの?」 「はい?」 ソファーに座り直して、真剣な顔でじっと見つめられる。 「こんなに陽菜に優しくしてくれるんだから、陽菜のこと好きなのかなって思っただけ。 陽菜はさしこが好きだけど… まぁ、勘違いだったら恥ずかしいんだけどね。」 いきなりの質問に戸惑っていたら助け舟を出してくれて。 さらっと言われた言葉、聞き逃さずしっかり聞き取った。 確かに今、"陽菜はさしこが好き"そう言った。 これは、今言うしかないんじゃないのか?
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!