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「ねぇ、指原?」
「なんですかー?」
大人しく隣でブログを更新してる指原。
「陽菜よりも、ブログが大切?」
「へっ?」
「…もういいもん。」
鈍感。普通わかるでしょ。
構ってほしくて、ベッドの上でタオルケットをばさっと被る。
「こじはるさぁ~ん…」
弱々しいその声に"なに"と冷たく返す。
顔だけ出したら、抱きしめられてキスされた。
「さ、しはら…?」
「なんか寂しい思いさせちゃったみたいでごめんなさい…
幸せにするって約束したんですけどね。」
しんみりした顔でこっちを見つめるから、我慢できなくなってさっきよりも長いキスを仕掛けた。
「んっ…ぷはぁ…」
"長すぎですよー"なんて無邪気に笑う指原が、本当に愛おしいと思った。
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