ココロは

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※※※ 「お熱はどうですか?」 次の日、千代さんが家にやってくると、リュウは出掛けてくる、と言ってどこかへ行ってしまった。 「もう、大分下がったみたい。 お粥美味しかった。ありがとう、千代さん」 「よかったです」 ゆったりと微笑んだ千代さん。 「そうだ!ゼリーもありがとう。よく見つけたね、あれ」 「ゼリーは、私じゃあありませんよ」 「へ?」 ん、どういうこと?と思って首を傾げていると、千代さんはこう、説明した。 「私がお粥を作っている間に、リュウさんが買って来たんです。 ずいぶん前に、あれをお店で見かけたって言って……大分遠くまで買いに行ったみたいで」 リュウが、ゼリーを? 一言も、全くそんなこと言ってなかったのに。 買って来てくれたのは、リュウだったの?
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