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ふと、目が覚めるとそこは見飽きた天井と柔らかい布団の中だった。
俺はライナス。
この生まれ育った小さな村で平凡に暮らしている。
いつも暇していて、親は仕事を手伝えといつも怒る。
しかし仕事と言ったって畑仕事と家畜の世話の毎日の繰り返しで、正直飽き飽きしていた。
今日も軽く着替えて棚に置いてある小さな木刀を手に取る。
幼なじみに付き合わされて始めた剣の道。
今ではこの退屈な村での唯一の楽しみである。
「ライナスー!!いないのかー?」
どたどたと階段を上がる音と元気な男の子の声。
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