プロローグ

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「ハァ、ハァ、」 朝、 俺、愛澤天(あいざわそら)は全力で走っていた。 「ハァ、ハァ、ふぅ、」 信号で止まるが、気持ちがまえにでて足が進みそうになる。 「ふぅ、ハァ、」 ほぼ肩で息をしている。 信号が青になる。 「くっ、」 辛いが、止まってる訳にはいかず、また走りだす。 「ハァ、ハァ、ハァァァ。」 息が切れ耐えきれず、立ち止まり、膝に手をつく。 すかさず時計を見る。 8時19分 ここから学園までは約3分。 25分までに着けばセーフだ。 そう。つまり、遅刻しそうな訳だ。 だが、家からここまで走ったお陰でなんとか間に合いそうだった。
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