第二話

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『破壊こそ芸術史上最高の傑作 破壊は殺すと同時に生まれ変わるチャンスを与える』 「……?」 『見てみてアリス…? キミは血と肉の破片を撒き散らした無惨な芸術となった』 「……!?」 (あのバラバラなのって…私!?) 『車というのも世界が生み出した芸術だ その芸術がキミを芸術にした』 「……!!」 (しゃべれない!!動けない!!) 『バラバラになったキミは終わったんじゃない チャンスを貰えたんだ』 「…!?」 (なに言ってるの!?) 『血や肉…脳や目玉…脂肪や骨…毛や爪…キミはなにもかもを撒き散らして芸術になった 代償は大きいが得るのもはそれ以上だ』 「……!!……!!」 (うっ、ごけない!!) 真っ暗な世界で見せられた自分のバラバラな死体 こんなの調べなくたって直感で自分のだとわかる そして止むことのない意味のわからない声 頭がおかしくなりそうだ
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