さよなら、だね。

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           「あれ、大ちゃんだっ。   なんかあったの、?」  でも、もし。  この時俺が知念に別れを  告げなかったら新しい未  来があったのかなって。  「もう俺たち別れよう」  「え…っ。」  騒がしかった楽屋が一瞬  で静まり返った。  「な、んで…っ?」  「理由は一番知念と俺が   わかってるじゃん…」  「裕翔?」  「え?」  俯いていた山田が顔をあ  げて俺をキッとにらんだ  「裕翔がいったんだろ?   知念と別れろって。」 _
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