558人が本棚に入れています
本棚に追加
/98ページ
「なんで嘘の恋人なんか
つくったりするの…」
龍が涙目になりながら俺
に必死に訴えてくる。
「好きな奴といたいよ。
だから作るんだよ…」
「好きな、ひと・・?」
「俺は本当に知念が好き
なんだ、今でもね。
でも知念は他の奴がす
きだったからさ。
だから俺は知念を脅し
て…"ムリヤリ"付き合
ってもらってたんだ」
「それ…ホントかよ。」
「ああ。」
本当は半分ウソ。
でもこう言ったら責めら
れるのは俺だけですむ。
知念は幸せになれるよね
「有岡、見損なったよ」
「…サイテーだよっ」
_
最初のコメントを投稿しよう!